住宅の屋根はきびしい自然環境にさらされるために、年月が経つと劣化してしまいます。

 

劣化した場合の補修方法としては、塗装替えと葺き替えがあります。
屋根を葺き替える場合のメリットとしては、屋根が新しいものと同様になるので美観も元に戻り、ご近所に対しても胸を張ることができる点が挙げられます。

 

塗装替えの場合は、いずれ屋根の葺き替えが必要になるのではと心配しながら暮らさなければなりませんが、思い切って葺き替えてしまうとその心配がいらなくなります。

 

屋根を葺きかえる場合のメリットとしては、屋根が軽くなることが挙げられます。
特に瓦屋根から鉄板系の屋根に葺きかえると、建物の構造にかかる負担はかなり軽減されます。
東日本大震災では津波被害の陰に隠れて報道はされなかったものの、一般住宅もかなりの被害を受けました。
補修資金が潤沢でない家庭では、簡単に建て替えをすることができないので、屋根を軽い材料に葺きかえることで、次の地震に対する備えとしました。

 

一方、屋根の葺き替えにはデメリットもあり、費用がかかることや、廃材がでること、工期が長くなることなどが挙げられます。