最近の住宅はスレートを使っている住宅が多いですが、少し前まではトタン屋根を使っている住宅も多くありました。
トタン屋根がかつてよく利用されていたのはそれなりに理由があります。
その理由の1つは、価格が安いことです。
瓦屋根などと比べると半額ぐらいで施工できますので、コストを抑えた住宅を作る場合にはトタン屋根を利用した設計が多かったのです。
もう一つは軽量なことです。
屋根を軽量化するメリットは耐震性を高めることにあります。
日本の住宅は耐震性については、古くから研究されてきましたが、現在でも屋根の軽量化が1つの課題になっています。
では、トタン屋根を塗装する場合にはどうでしょうか。
トタン屋根は熱を感じやすく、またさびやすいのです。
そこで、トタン屋根の塗装は防錆性を重視しなければなりません。
錆びてしまうと雨漏りの可能性があり、工事費用が余分にかかってしまうのです。
また、熱に弱いと言う性質を考えると、遮熱塗料がおすすめになります。
遮熱塗料をしているのとしていないのとでは、10度から20度の違いがあります。
耐用年数に違いが出るのです。