入母屋根とは?

お役立ち情報

 

入母屋屋根は、日本古来に建築された寺社などに多く採用されている屋根形式で、上部を切妻造、

下部を寄棟造としている特徴があります。

切妻造は2方向の急な勾配、寄棟造は前後左右の四方向に緩やかな勾配が広がる特徴もあり、中国、

台湾、韓国、ベトナムなどの東洋の寺院でも多く見られ、田舎でよく見かける構造になっています。

 

 

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日本古来より寺社に採用されているのは、仏教伝来と同時に中国・ベトナム・タイなどの地域で

普及していた建物様式も伝来されたことによるものです。

ただそれ以前でも弥生時代に竪穴式住居でも採用されていることからするとその瓦葺きでの建築様式は仏教伝来と同時で、それ以前でも広く日本でも普及した屋根の建築様式であるとみることもできます。

 

屋根裏の通気性や断熱性にも優れ耐風性もあり、しかも重厚感がある外観となっており、

存在感がある構造です。

ただデメリット面としては、切妻造と寄棟造の二つを組み合わせて建築されることとなるため

「工事が複雑である」というデメリットもあります。

 

しかも「構造が複雑である」ためメンテナンスがしにくい点もあり、高い技術力が必要でコスト高に繋がってしまいます。

 

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