屋根の再塗装を行うような現場では、スレート屋根に施工する場合があります。
スレート屋根の場合ではタスペーサー作業というものが一般的に採用されていて、縁切りともいわれる作業になります。
塗料をスレート屋根に対して3度塗りなどを行ってしまった場合では、隙間に塗料が入り込んでしまい、隙間が無くなってしまいます。
一見すると良い環境になっているように感じる方もいますが、毛細管現象の原理によって、不都合が出てしまうことも一般的です。
縁切りの作業に関しては皮スキやカッターなどを用いて作業を行う方法もありますが、この方法では非常に手間がかかってしまい、時間的な部分でデメリットがあります。
タスペーサーを用いる場合では費用が少し多く掛かってしまいますが、完璧に縁切りを行うことができます。
屋根の重ね部が塗料で詰まってしまうのを取り除く作業になるので、スレート屋根では非常に大切な作業として行われています。
この作業をやらないと屋根材裏面から雨水や結露した水が吸い上げられ、雨漏りの原因となってしまうので、完璧な方法を選択するといいでしょう。