基本情報
施工内容:屋根カバー工法
工期:1日
平米数:15平方メートル
築年数:築27年
使用材料:スーパーガルテクト
屋根の状況
令和元年に起こった東日本台風は風速50m以上を超える記録的豪雨だったため、現場の屋根材は表層が剥がれている状況でした。この状況が続くと雨水等のような外的影響を受けやすくなります。屋根材が割れやすくなる・雨漏りの発生などがその例です。
もし屋根材表層が剥がれた場合、塗装で対応することも可能ですが台風を対策するとなると現状よりも屋根を強化しなければなりません。お客様からのご要望は台風対策でしたので、屋根カバー工事を今回はご提案しました。
屋根カバー工法
まずは、屋根先に雨水が浸食しないようにするために、専用の板金である「軒先唐草」を取付けます。
等間隔で設置された屋根下地の垂木に固定します。この固定には、釘は使わずネジタイプのビスを用いました。
軒先唐草の設置後には、新規の防水紙を設置しました。使用する防水紙は、タディスセルフと呼ばれる田島ルーフィング社製の物を使用します。通常はタッカーを使用して留めますが今回に関しては粘着タイプを使う為、既存屋根材に直接接着が可能です。これにより長期に渡って防水効果を期待することが出来ます。
防水紙設置を終えると次は屋根袖に板金を取付けていきます。
これは、壁際に雨水を流す捨て谷を設置するために行う作業です。施工の流れとしては、軒先唐草と同じようにビスで固定を行う。そして、最後に防水処置をする目的でコーキングを用い塞いでいきます。
スーパーガルテクトの設置
この工事のメインである新規屋根材の設置には、スーパーガルテクトと呼ばれるアイジー工業社製物を使用します。この屋根材は、表層部分に遮熱塗装がされている・裏地にウレタンフォームがつけてあるという特徴があるので、遮熱・断熱といった効果が期待されます。設置は屋根の寸法を基準に屋根先から順番で設置します。
ちなみに屋根材を固定するビス自体は、張り重ねを行う際に隠れてしまいますので雨漏りが発生する心配はありません。
窓際の作業
壁きわの板金・雨押えをとりつけていきます。壁を伝って雨水が内部へと浸水しないように専用の板金をここでは取付けます。
綺麗にコーキングを形作るために、マスキングテープを用いて充填しています。コーキングの充填完了で屋根カバー工事は完了です。
屋根カバー工法の竣工
細部の確認と掃除を実施し、これにて屋根カバー工事は竣工です。
工事完了後には、お客様に工事結果をご確認いただき「これで台風が来たとしても問題ありません」と、ご満足いただけました。
屋根工事・屋根カバー工事は、私たち街の屋根やさんにお気軽にご相談ください。
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