光触媒塗料ってどんな仕組みになっているの?

お役立ち情報

光触媒塗料には、防汚性やカビや藻の発生を防ぐという性質を有するということで知られています。

この光触媒塗料には白色の酸化チタンが顔料として配合されています。
この酸化チタンには、日光などからの紫外線が当たると活性酸素が発生するという性質があります。
この活性酸素は強力な酸化力を持ち、汚れの除去に大きな役割を果たします。

活性酸素が有機物を炭酸ガスと水に分解する作用で、有機物を主成分とする汚れに対して効果を発揮します。
これは一般的な塗料には無い効果で、光触媒塗料のみに認められる効果です。

この効果により、熱心に洗わなくても塗装面をきれいにすることができ、防カビ剤や防藻剤のような薬品を使わなくてもカビや藻の発生を抑えられます。

また、光触媒塗料には親水性があるので、雨が降るたびに自分で汚れを落とし、きれいな状態が長続きします。

以上の効果をセルフ・クリーニング作用と呼びます。

さらに、紫外線が当たると活性酸素が発生することにより、活性酸素が塗装面の汚れだけでなく、空気中に含まれる汚染物質を分解することから、大気浄化効果も発揮することができます。