フローリングのガラスコーティングとは何か?メリット・デメリット
ガラスコーティングとは、無機系のガラス素材を塗料にしたフロアコーティングのことです。今回は、このガラスコーティングの特徴やメリット・デメリットを紹介していきます。
ガラスコーティングの特徴
ガラスコーティングは劣化しにくい無機系塗料です。コーティングの痛みや変色などの経年劣化が起こらないのが特徴です。
毒性の高い溶剤を使用していないため、人や環境にも優しい塗料です。
ガラスコーティングのメリット
ガラスコーティングのメリットを解説します。
耐久性・耐傷性が高い
ガラスコーティングは、耐久性があり20年ほどは塗り替えが不要です。
そのため、家具を移動させるさいの傷や、ペットの爪傷などからフローリングを守ってくれます。
ガラスが主剤のため、汚れや傷に対しての防護効果も高く、お手入れも簡単です。
水も弾いてくれるので、シミもできにくいです。
経年劣化がほとんどない
ガラスコーティングは無機系塗料のため劣化しません。
そのため、1度塗ればほとんど塗り直しやメンテナンスは必要なくなります。
遮熱・保温効果がある
また、ガラスコーティングには遮熱や保温効果も期待できます。
夏場は遮熱によって暑さを遮り、冬は保温によって寒さを防いでくれるのです。
コストパフォーマンスに優れている
ガラスコーティングをしたフローリングは、耐久性や耐傷性が増し床全体の性能があがります。通常のフローリングは、10~15年で張替が必要になります。
費用には、150万ほどの値段がかかります。
ガラスコーティングは耐久性が高いため、30年以上フローリングの張替は必要ありません。フローリングの張替も最小限ですみます。
ガラスコーティングのデメリット
ガラスコーティングのデメリットを解説します。
光沢がなく艶が控えめ
ガラスコーティングは、光沢がなく艶が控えめです。
そのため、光沢が好きな方には不向きかもしれません。
塩素系の薬品に弱い
ガラスコーティングは、塩素系の薬品に弱い特徴を持っています。長時間、これらの薬品がガラスコーティングにふれていると、コーティングが溶けてしまう可能性があります。
値段が高い
ガラスコーティングの液剤の値段は、他の液剤よりも高めに設定されています。
また、同じガラスコーティングでも、原料のガラスと溶剤のスペック。施工技術の高さで違ってきます。
まとめ
今回はフローリングのガラスコーティングをご紹介しました。床の張り替えは10年から15年で必要になってきます。その手間を省くためにもガラスコーティングを検討されてはいかがでしょうか?