遮熱塗料は、住宅の屋根や外壁など日光が直接的に照射される部分に塗られる塗料で、熱の発生などを防ぐ効果をもたらします。
実際には屋根の種類や建物の造りなどによって、その効果を発揮する上で違いが見られるのは事実です。
遮熱塗料の力を発揮する屋根の素材が存在するのは事実で、それを塗らない場合よりは明らかに温度が下がるケースがあります。
一番、遮熱塗料の効果を発揮する屋根は、熱を感じやすい、光を吸収しやすい屋根で特に力が発揮される傾向があります。
例えばトタン屋根、鋼板の屋根といった金属製の素材でできた屋根です。
こうした金属製の素材の屋根は、フライパンと同じ様に照り付ける太陽の照射によって表面が暑くなり、しかも熱伝導率が高いことで熱が裏側に伝わりやすい状態となります。
そこで遮熱塗料を塗布しておけば、まず照射された表面の温度を下げることができ、しかも表面の温度を下げることができれば、裏に伝わる温度も自ずと下がることが可能です。
なお瓦屋根の場合は、元々、屋根と下地の間に隙間があり、通気性が良好な状態であるため、金属製よりもそれほど遮熱塗料の効果を発揮するケースは少ないです。