外壁塗装や屋根塗装などに利用されている塗料と言うのは、樹脂、顔料、そして溶剤と言う３つの基本成分で構成されており、これに加えて添加剤が入るのが特徴です。

 

樹脂成分には、塗料の種類名にも利用されている、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素樹脂などの種類が在り、これらは塗料の性能を高める添加剤とともに、表面に膜を作り、さびなどを抑える働きがあります。

 

なお、樹脂や顔料、添加剤を溶かして塗りやすくする役割がある溶剤と言うのは、水やシンナーなどになりますが、一定の希釈率で薄める事で耐久性を持つ塗装を行えるようになります。

 

但し、全ての塗料に溶剤が必要になるわけではなく、予め溶剤が加えられている塗料はそのまま塗装を行う事が出来ます。

 

色のもととなる顔料には着色顔料、体質顔料、防錆顔料などの種類があります。色彩となる色の決め手となるのが着色顔料で、膜厚を増加させる目的の体質顔料、そして錆止め効果を持つ防錆顔料などの種類が在ります。

 

因みに、表面に膜を作り、さびなどを抑える樹脂はアクリル、ウレタン、シリコン、そしてフッ素樹脂といった順に耐用年数が長くなります。