住宅の屋根部分や外壁は、長年の風雨や太陽光による紫外線などの影響によって、経年による劣化が発生しやすい箇所と言えるでしょう。
建材を劣化から保護するために塗装が施されているのが一般的です。
しかし、この塗装も長く家に住み続けていると劣化を起こしてしまい、塗膜が剥がれたり色が褪せてしまうことがあります。
ある程度劣化が進んだ塗装は新しく塗り直す必要があります。
実は、塗装を行う際にまずケレンと呼ばれる作業を行わなくてはならないのです。
このケレンという作業は、塗膜の劣化具合によって1種から4種に分けることができます。
今回は、ケレン3種について紹介します。
ケレン3種と呼ばれる作業は、塗装する箇所が部分的にサビがみられる状態の時に行われるものです。
作業をする際にはワイヤーブラシやスクレバーを使って、劣化した塗膜やサビを落とします。この作業を行なうことによって新しく塗る塗膜が密着しやすくなるのです。
ケレン3種とは、あくまで劣化した塗膜やサビなど、塗装の邪魔になるものだけを除去するための作業なので、金属に光沢を出すことはできないという特徴があります。
また、劣化してない塗膜は残す事になるので、完全に塗膜を除去するのに比べて短い期間で作業を完了させることが出来ることが特徴です。