屋根に使用される瓦にもさまざまな形があります。
平板瓦は、長方形のかたちをした瓦です。
見た目は洋風様式の瓦となっています。
近年、日本建築様式の洋風住宅でも多く採用されるようになってきて、屋根を見ると平板瓦を見かけたことがある方もいることでしょう。
F形のFは英語のflatからきていて、平べったいのが特徴です。
その名前や見た目通り、J形瓦の山と谷の波形状を無くして平板状のデザインとなっています。
平面形状を活かして、凹凸や波形を抑えて、すっきりとした印象の瓦が多数製品化されています。
F形には、鬼瓦など特殊な役物瓦が少なく、西洋感覚溢れるモダンな屋根に葺き上げることが出来ます。
屋根の外観は西洋建築のスレート系屋根材のフラットデザインに近いものでありますが、陶器瓦の良さである色彩とすぐれた耐久性を兼ね備えてあります。
F形・平板瓦は、総合的なバランスに優れた屋根材として定評があり、利用者が増えています。
屋根のデザインによって、家の印象が大きく異なってくることも有るので、種類や機能性を理解しておきましょう。