遮熱と断熱の違いとは?

塗装材料や建築資材の世界では、遮熱と断熱という言葉がよく使われています。

 

両者の意味にはっきりとした違いがあることをご存じでしょうか。

 

遮熱というのは日射光を反射する素材を使って太陽の光を吸収しないようにすることで、主に屋根や外壁などに使われています。

 

すなわち太陽光の赤外線から発生する輻射熱を抑えることで、熱の反射と熱量の軽減に効果があります。

断熱というのは熱伝導による熱の移動を防止することを意味します。

 

屋内と屋外に温度差があると熱は移動しますが、壁などに断熱材を使用することで外壁を通して伝わる熱量を軽減することができます。

 

例えばガラス窓の場合には夏の強い日差しを中に入れないことが大事なので、窓の外に日除けを設けることも遮熱ということになります。

 

もしも窓の内側にカーテンなどを引くとどうなるのでしょうか。

 

それが冬であれば温められたカーテンの熱が室内にも放射するので快適に過ごせます。

 

しかし夏であればカーテンを引くことで室内がさらに暑くなるのです。

 

従って遮熱のためには室外でなければならないのです。

 

 

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