軽量気泡コンクリートの外壁とは

お役立ち情報

軽量気泡コンクリートは別名ALCともいわれる材料です。
セメントの中にスポンジ状の気泡を入れて軽量化を図ったもので、3階建て程度の建築物の外壁や鉄骨造の倉庫や工場の外壁で用いられることが多い材料でもあります。

 

通常の鉄筋コンクリートは堅牢で耐火性や遮音性の高い優れた材料ですが、重いのが欠点です。

 

そのために、一般の木造や鉄骨造の建築では、床板以外では使えない材料です。

 

軽量気泡コンクリートは鉄筋コンクリートの特徴の一部を残しながら軽量化を図ったものなので、床板以外でも木造や鉄骨造の建築で使うことができ、外壁に適した材料となっています。

 

軽量気泡コンクリートは他の外壁材料と異なり、単一の部材からなります。

 

そのために施工性がよく、大抵の場所で使える便利さがあります。

 

防火性能に優れ、一定の遮音性能と断熱性能があるのも特徴です。

 

市街地で防火、準防火地域に指定されている場合は、外壁に耐火性能が要求される場合があります。

 

軽量気泡コンクリートは厚みによって耐火性能を発揮するために、防火規制のある地域でも使えるのもメリットの一つです。