木質系・樹脂系サイディングボードについて

木質系・樹脂系サイディングボードとは、外壁に貼り付けるタイプの板状外壁材の中でも木特有の温かみを醸し出すという特徴があるものです。

木質系のものは本物の木でできたサイディングボードであり、その温かな風合いと断熱性の高さで人気が高いです。

その反面、防火性は低く腐食等劣化も比較的早いため、チョーキング現象などを早めに発見するなど、定期的なメンテナンスが必要となります。

耐久年数はおおよそ10年ほどで、施工費用が高額になりやすい点がデメリットです。

樹脂系のものは塩化ビニル脂を原料とした素材を使用したサイディングボードであり、日本ではあまり広く普及していないのです。

しかし、アメリカ・カナダなどの北米住宅において主流となっている素材です。プラスチックの仲間なので腐食しづらく、耐久性も優れ、シーリングのいらない施工です。

樹脂系のもののメリットは塗り替え・シーリング交換などのメンテナンスフリーな点です。

ただし、外壁材そのものに顔料を練りこんでいるため色・デザインの種類が少なめではあります。

耐久年数は最長で20年で、木質のサイディングよりも長持ちすると言えるでしょう。

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